画像診断センター

放射線安全管理室

管理室概要

放射線安全管理室は、各法令に基づき放射線医療機器の管理、放射線業務従事者の被ばく管理、作業環境測定、教育訓練、放射線業務従事者の健康診断などを行い、安全な医療環境の維持に努めています。また、医療被ばくの適正管理のために医療放射線に用いる線量管理と記録などに取り組んでいます。
当院は2016年3月に医療被ばく低減認定施設として認定を受けました。医療被ばく認定施設は、日本放射線技師会の『安心できる放射線診療』を国民の皆様へ提供するための事業として設けられています。放射線は、広範な分野で活用されており、医療分野では欠かせない技術です。しかしながら、適正な管理がなされていないと被ばくによる影響など問題も発生します。これを防止するには第三者による医療放射線の適正管理が必須となります。組織として取り組み、患者さんの放射線被ばく管理及び線量が最適化された検査環境、放射線業務として働く職員の安全管理などを実現させている部署です。そのためにも日頃から、単純X線撮影やX線CT検査などの放射線を⽤いた機器の点検・管理状況をまとめ、定期的に各機器の線量確認も⾏っています。 当院では、患者さんからの被ばく相談にも専門資格を持った担当職員が対応しております。気になることがある方は、些細なことでもお気軽にご相談ください。

医療被ばく低減施設

X線CT装置における線量測定(半年に1回)

X線CT装置における線量測定(半年に1回)

 

 

 

線量管理システム

2015年6⽉、日本における診断参考レベル(Diagnostic Reference Levels︓DRLs)が公表されました。2020年にはDRLsは更新されより一層実務に応じた放射線管理体制が進んでおります。当院は、全ての放射線検査について実際の検査に照射された線量を収集し、管理することを⽬的として線量管理システムを導⼊しました。線量管理システムから得られた情報を解析し、放射線診断科医と診療放射線技師で連携してさらなる被ばく低減・最適化に努めていきたいと考えています。患者さん個々の放射線被ばく管理ができるように努めています。