臨床検査・感染症科

臨床検査センター

臨床検査センター全体のオーダー項目件数は、検体検査では年間約800万件前後とここ数年横ばいですが、生理検査では年間約18万件弱と年数%ずつ増加しています。検査オーダーと結果参照は時間外も含めシステムで対応し、迅速な検査と結果報告を行っています。なかでも直ちに生命に危険が及ぶような危機的な検査結果である緊急異常値(パニックバリュー)については、必ず医師に直接電話連絡するなど、患者安全に最大限配慮しています。外来棟1F採血室は2014年に全面リニューアルして日本有数の規模となり、採血受付の自動化とプライバシーに配慮した採血ブースを16ブース設置し、待たせない採血室を実現しました。

検体検査は一部の特殊な検査を除き、ほぼ院内で検査できる体制を整えています。産婦人科や血液内科からの要望に応えるかたちで市中病院では珍しく染色体検査も院内で行っています。
生理検査では診療科との緊密な協力のもと検査の質の向上を図り、新たな検査にも積極的に取り組んでいます。

細菌検査では全国の市中病院の先駆けとなる質量分析器による迅速同定を導入し、菌分離後約10分で同定結果を報告できる体制を整えています。

他にも臨床検査センター全般にわたり常に最新鋭の機器を導入し、質・規模共に病院の検査部門として日本有数のレベルを維持することに務めています。