臨床検査技術部

European Society of Cardiology (ESC) Congress 2016に参加して

臨床検査技術部 心臓生理検査室 藤井 巳世子
【公開日】2016.9.21

門田循環器内科主任部長とともに

European Society of Cardiology (ESC) Congress 20162016年8月27日~31日にイタリア・ローマで開催されたESC Congress 2016に参加しました。今回「Treatment of left main coronary bifurcation lesions with culotte stenting using proximal optimization technique for successful wire recrossing」という演題で発表しました。

左冠動脈主幹部(LMT)から分岐部にかけてYステントを留置した症例で、治療の手技 proximal optimization technique(POT)の有無とIVUS(血管内超音波)を用いてステントが側枝を塞いでいるか(jailed)否か、また再狭窄の有無を検討しました。全世界から3万人以上も参加する国際学会で、緊張とプレッシャーを感じていましたが、当院循環器内科の先生方のサポートもあり無事発表を終え、大きな達成感を味わうことができました。ローマでたくさん観光や食事をしましたが、一番印象に残っているのは高級ホテルのレストランで食事をしたときに見たローマの街並みです。ローマ市街はどの建築物もきれいで、そこから見た夜景は一段と輝いていました。ESCへ挑戦する機会を与えてくださった循環器内科主任部長の門田先生、羽原先生、大家先生、臨床検査技術部の橋本先生、筑地副技師長、清水室長、そして応援してくださった生理検査室の皆さまに心より感謝申し上げます。