臨床工学部
先輩技士からのメッセージ
Q1.倉敷中央病院に就職しようと思ったきっかけは?
Q2.就職してみてよかったことは?
たくさん覚えることがあり大変ですが、他の部署で身につけた知識や経験を他部署で活用する事ができたり、先輩方の手厚いサポートによって業務習得がしやすい環境が良かったです。
有給休暇やリフレッシュ休暇を積極的に取得でき、仕事とプライベートを共に充実させることができ、また、職員専用のレストランやカフェがあり、リラックスして休憩できる環境が良かったです。
夜勤前後に休暇を入れられるので、夜勤に備えて体調管理をしやすいし、夜勤は2人体制のため、若手技師は先輩技師と一緒に勤務するため、安心して勤務が行える環境が良かったです
教育や指導はプリセプター制になっていて、先輩に丁寧に指導してもらえます。困った時なども相談に乗ってくれるため安心して業務が行えます。また、24時間使える図書館があり自己学習しやすい環境も良かったです。
Q.仕事と育児を両立するための工夫や職場のサポート体制について教えてください
子供の体調や妻の仕事の都合に合わせて、勤務の調整などを行ってくれるなどサポート体制が充実しています。
私は入職してから12年間、集中治療室を中心に、呼吸療法業務、血液浄化療法業務、補助循環業務などを経験し、その後5年間はカテーテル室へ部署移動し、虚血や不整脈の関連業務に携わってきました。現在は、医療機器管理室の一員として医療機器管理センターを中心に業務を行っています。
総合病院で働く魅力として、部署異動することで、医療機器の操作に関するスキルだけでなく、患者さんのバイタルサインから全身状態を把握するスキルが身に着き、多くの部署や他職種の方と接することで、対人スキルも身に着けることができます。臨床工学部では、身に着けたスキルを活かして他室への応援業務を行うことで、今まで習得した技術や経験を忘れることなく維持する体制ができていて、とてもやりがいを感じています。
医療機器の点検も、医療現場を支える重要な業務であり、他部署のスタッフとのコミュニケーションを大切にして機器の点検を行えるよう心がけています。
集中治療技術室では新生児から成人領域までサポートを行っており、また新型コロナウイルスで重症化患者への"最後の切り札”とされたECMO管理といった急性期医療だけでなく、在宅人工呼吸管理や在宅酸素療法といった慢性期医療まで幅広くサポートを行っています。
私は集中治療技術室と体外循環技術室の2部署を経験し、現在は集中治療支援や心血管カテーテル業務を中心に行っています。今では指導者の立場として、スタッフ教育や業務の確立といった責任ある仕事に携わり、またカテ室業務に限っては、最新のSDマッピングシステムを用いたカテーテルアブレーション、デバイス治療(CRT:心臓再同期治療)といった不整脈業務から冠動脈インターベーションの他にTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)、中四国初の治療施設となるMitraClip(経皮的僧帽弁形成術)といったSHD(Structural Heart Disease)部門まで幅広く業務を経験することができる現状に感謝とやりがいを感じています。
働き方改革で注目されるタスクシフティングのなか、私たちに求められるニーズに対してすぐに応えられるように業種の壁を取り除き、幅広い知識と技術を持ったジェネラリストの育成に励みたいと思っています。
私はこれまで集中治療技術室と血液浄化技術室の2部署を経験し、現在は血液浄化技術 室での透析業務やアフェレーシス業務が中心に業務を行っています。透析導入から維持透析、手術や治療目的、透析困難症等の他院からの紹介患者さんも多く受け入れています。
当部の中では患者さんとの距離が最も近く、治療中や導入期の指導など関わりは多いです。感謝されることもあれば、怒鳴られることもありますが、叱咤激励と捉えて一人ひとりの患者さんに対して真摯に向き合いより良い治療のサポートができるように日々最善を目指して取組むことにやりがいを感じています。また、アフェレーシス領域では新規業務のCAR-T療法へ携わらせてもらうなど責任ある業務が増えることもやりがいに繋がっています。
透析患者さんは導入期から高齢化が進み様々な合併症を抱えています。集中治療室で透析導入になることや、透析センターで呼吸器を装着して治療を行う事も増えています。このような患者さんへの対応は集中治療技術室での経験が生きています。高齢化する透析医療では腎臓だけでなく、循環器や呼吸器等の知識も必要となり、こうした知識や経験を後輩技士へ伝えながら室全体で医療の質が向上するように努めています。
高度急性期病院の中で維持透析は長期的に患者さんに関わる数少ない業務です。検査結果や生活環境の変化にも気を配り多職種と連携して患者さんのQOLが維持できるように広い視野をもって取組んでいます。
私は人工呼吸療法、血液浄化療法、補助循環業務などの集中治療領域での業務を、約10年間経験した後、現在は体外循環技術室で、手術室内の人工心肺業務、手術関連医療機器の操作、保守管理業を行っています。
近年の高度化・複雑化・低侵襲化する手術には、手術支援ロボットda Vinci、ナビゲーションシステム、4K/3D内視鏡といった先進医療機器が欠かせず、専門的な知識と技術を持った臨床工学技士の需要が高まっています。このような環境のもと当院で行われている年間約13000件もの手術において、いかにして患者の安全を確保していくのかを、常に意識し業務に取り組んでいます。
私は現在も集中治療室と手術室の2部署の業務を兼務していて、幅広い業務において力が発揮できることは専門職として自信につながりますし、様々な治療場面や院内の専門チーム活動に携わって得られた多角的な視点は、医療人としてだけでは無く社会人としても大きな武器になると思います。当部の教育カリキュラムはさまざまな部署で幅広い業務の知識と技術の習得ができるので、ぜひこの病院で、臨床工学技士としてのスタートをきってみませんか。
これから就職を希望される皆さんへ
当院では急性期病院として、多くのことを学べる恵まれた環境下にあり人材育成にも力を入れています。
また、チーム医療の一員として、医師や看護師、他職種の方とも協力して治療に取り組んでいます。
職員の働きやすい環境作りのため、ワークライフバランスに対する取り組みも積極的に行っています。
臨床工学技士として成長するうえで恵まれた環境にあるこの病院で、私たちと一緒に働いてみませんか?