小児科
内分泌・代謝・糖尿病部門
小児の成長障害、内分泌疾患(下垂体・甲状腺・副腎・性腺・カルシウム代謝の異常)、代謝疾患(肥満・糖尿病・低血糖・高脂血症)、先天代謝異常症、その他の遺伝性・先天性疾患(奇形症候群、骨疾患)に対する診療を行っています。
内分泌疾患は症状が多岐にわたります。多い受診契機は「背が低い」「体重が増えない」「思春期が早い・遅い」などですが、そのほかにも学校検診・乳幼児健診で受診を勧められた方、小児がん・小児脳腫瘍の治療後に体調が優れない方、先天代謝異常検査(新生児マススクリーニング)で異常を指摘された方などの診察も行っています。またICUやNICUでは緊急性の高い代謝疾患にも対応しております。
1型糖尿病に対してはインスリンポンプや持続血糖モニターなどを用い、個々の生活に合わせた治療を行っており、糖尿病キャンプや患者会を通した家族・本人の支援にも努めています。また、近年増えつつある肥満・2型糖尿病については管理栄養士や認定看護師とともに年齢、生活にあった食事指導や治療計画を提案しています。
当科では日本内分泌学会専門医・日本糖尿病学会専門医を配し外来・入院診療に当たっており、毎月第3火曜日は川崎医科大学の松田純子教授をお迎えし、先天性代謝疾患を中心に診療しています。
施設認定:糖尿病学会認定教育施設Ⅰ(2018年12月認定)