臨床検査技術部

病理検査室

組織検査

病理組織検査は年間約15,000件あります。術中迅速診断を含め、病理医が診断するための病理標本作製に携わっています。病理診断の補助手段としての酵素抗体法、蛍光抗体法、電子顕微鏡業務、また、病理解剖の介助業務も行います。2014年末には、業務と作業者の安全性を高めるための局所排気装置を各所に配備し、業務ごとに作業室が仕切られ、クリーンな環境となっています。近年、遺伝子治療に結びつく多くのがんゲノム医療が実施されており、病理検体を用いたがんゲノム医療用標本作製も重要な業務のひとつです。

細胞診検査

細胞診検査は、婦人科検診、術中迅速細胞診を含め、年間約30,000件あります。各種穿刺・生検材料の検体採取に出向し、臨床医と密に連携して、採取場所で細胞の判断を行うオンサイト細胞診など、リアルタイムな検査も行っています。

カンファレンス参加状況

  • 婦人科放射線病理カンファレンス
  • 内分泌甲状腺カンファレンス
  • 甲状腺FNAカンファレンス

使用機器

装置 名称 台数
病理・細胞診検査業務支援システム EXpath 4 1台
自動包埋装置 ティシュー・テックVIPプレミア 1台
ティシュー・テック VIP6 AI 1台
パラフィン包埋ブロック作製装置 ティシュー・テック TECプラスシステム 1台
ティシュー・テック TEC6 1台
自動染色装置 ティシュー・テック プリズマ 1台
ライカ オートステイナー XL 1台
凍結組織切片作製装置 ティシュー・テック ポーラーD 2台
細胞収集塗抹装置 サイトテック・セントリフュージ 1台
自動免疫染色装置 Bond Ⅲ 1台
Bond MAX 1台
ベンタナ ベンチマークULTRA 1台
オートステイナー Link48 1台
透過型電子顕微鏡 HITACHI H-7500 1台
ウルトラミクロトーム ライカ ウルトラカットR 1台