臨床検査技術部

一般検査室

一般検査

一般検査室 全景

一般検査室では主に診察前の検尿(尿定性,尿沈渣検査)を担当しています。検尿はスクリーニングをはじめ、腎・尿路疾患ならびに多くの疾患の病態把握に用いられます。検尿検査は、1日約600件検体、うち7割以上に尿沈渣検査があり、画像解析を用いた装置を併用し効率化を図りながら迅速、かつ正確な結果報告を目指しています。その他、関節液、寄生虫などを観察する形態学と、浸透圧や便潜血(便ヘモグロビン)など一部定量検査を行っています。

寄生虫検査

写真:赤痢アメーバ栄養型(写真中央)

寄生虫検査は年々減少傾向にあり、依頼時には検査室全体が慌ただしくなります。特に赤痢アメーバ疑い時には、医師も立ち会うことがあり、心地良い緊張感の中で(プレッシャーとの戦い??)検査を実施しています。

認定一般検査技師 資格取得

現在、技師5名で業務を行い、うち4名が認定一般検査技師の資格を有し他部署技師の育成も行っています。技師間の力量を少なくするため、月に一度目合わせを行い、質の高い検査結果を報告できるよう精度維持に努めています。

診療支援活動

病棟、外来でPOCTとして使用されている尿試験紙、尿比重計の品質管理を出向して行っています。

システムおよび機器

システム

  • 検査情報処理システム CLINILAN GL-2 [A&T]
  • 採血採尿支援システム [テクノメディカ]

機器

装置 名称 台数
全自動尿分析装置  US3500 2台
尿中有形成分分析装置 UF-5000 2台
便潜血用全自動免疫化学分析装置 OC-SENSOR PLEDIA 1台
自動浸透圧測定装置 OSMO STATION OM-6060 1台