臨床検査技術部

肺機能 / 心電図 / 小児心エコー検査

1. 心電図検査

誘導心電図

心電図検査心臓から発生する微弱な電気信号の変化を心電計を用いて波形として記録します。不整脈、心肥大、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、電解質異常などの診断に有用です。

自律神経機能検査

心電図を100心拍記録して、R-R間隔の変動から心血管系の自律神経機能の働きを調べる検査です。

2. 心臓超音波検査(小児科領域)

心電図検査主に先天性心疾患における超音波検査を施行しており、最適な手術時期の決定や術後の評価を行っています。
検査時には、保護者の方と一緒に検査を行っています。必要に応じて安定剤(睡眠薬)を飲んで検査する場合もあります。
形態異常などの立体的な評価をするためにLive3Dなども行っており、リアルタイムに3次元表示することも可能です。
循環器領域は、心臓生理にて行っています。

3. 尿素呼気試験

尿素呼気試験尿素(13C)製剤を服用する前後の呼気を採取し、呼気中の13CO2変化量を測定することにより、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因とされるヘリコバクターピロリの感染を診断します。また除菌効果の判定に用いられます。胃MALTリンパ腫、血小板減少性紫斑病の患者さんもみられます。

4. 肺機能検査

肺機能検査

肺機能検査術前検査としてのスクリーニングおよび、呼吸器疾患、神経筋疾患、抗癌剤や移植治療後の呼吸障害の経過観察などに用いられます。検査項目は、肺気量分画・機能的残気量・フローボリュームカーブ・肺拡散能力・気道可逆性試験です。報告書には肺年齢、COPDアセスメントテスト(CAT)などの情報も載せています。

呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)

肺機能検査喘息での気道炎症を示す、呼気中の一酸化窒素濃度を測定します。喘息の診断・治療の指標として用いられます。

5. システムおよび機器

システム

  • 生理・放射線情報システム
    放射線科と協力して部門システムを立ち上げている。現在、病院情報システム(HIS)と課金システムとの連携をとっています。
  • 心電図データマネージメントシステム
    1989年、光ディスクによるデータファイリングシステムが導入されました。心電計をホスト系システムと接続することで心電図室のみならず、循環器病棟や開業医等にもデータの送信、解析結果のオーバーリードサービスなどを行っています。
  • 肺機能ファイリングシステム
    検査終了後、測定機器からファイリングシステムに送信します。呼吸器専門医の診断を入力した後、データを電子カルテに送信しています。2008年4月にデータベースシステムが更新され、書式が横書きになり、報告書に前回値(過去2回分)が記載されるようになりました。

使用機器

装置 名称 台数
心電計 FCP-8800 [フクダ電子] など 3台
小児心臓超音波診断装置 EPIQ [PHILIPS] など 2台
肺機能検査装置 チェスタック9800 [チェスト] など 2台
尿素呼気測定装置 POC-ONE [大塚製薬] 1台