循環器内科

主な対象疾患

  • 狭心症
  • 急性心筋梗塞
  • 心房細動
  • 心室頻拍
  • 心室細動
  • 上室性頻拍症
  • 房室ブロック
  • 洞不全症候群
  • 急性心不全
  • 慢性心不全
  • 大動脈弁狭窄症
  • 大動脈弁閉鎖不全症
  • 僧帽弁閉鎖不全症
  • 僧帽弁狭窄症
  • 肥大型心筋症
  • 拡張型心筋症
  • 大動脈解離
  • 胸部大動脈瘤
  • 腹部大動脈瘤
  • 末梢動脈疾患
  • 深部静脈血栓症
  • 肺血栓塞栓症

診療実績

経皮的冠動脈形成術(PTCA)

冠動脈インターベンション(PCI,PTCA)

※上記表グラフは、緊急での冠動脈インターベンション数も含みます。

待機的冠動脈インターベンション(PCI)の成績

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
患者数 1126 1076 1051 1120 1047 1055 994 941 865 779 711
初期成功率(%)
慢性完全閉塞 / 非慢性完全閉塞(%)
(78.7 – 97.9) (83.9 – 97.9) (85.2 – 97.8) (88.5 / 98.6) (90.9 / 97.7) (88.5 / 97.5) (88.2 / 97.5) (90.5 / 98.2) (92.4 / 97.4) (84.7 / 99.0) (85.0 / 98.0)
合併症死亡率(%)
緊急手術(%)
心筋梗塞(%)
0
0.09
1.2
0
0
1
0.1
0
1.5
0.18
0
0.8
0.1
0.1
1.8
0.09
0
1.4
0.3
0
1.4
0.11
0
1.8
0
0
2.4
0
0
1.5
0.14
0
2.1

※上記表は、緊急での冠動脈インターベンション数は含みません。

2004年までの PCI:冠動脈インターベンション(ステント留置を含む)は、成功率は非常に高いのですが、数か月後に再び治療した血管が細くなる再狭窄と呼ばれる現象が20-30%に起こることが大きな問題点でした。現在は、強力な再狭窄予防効果のある薬物溶出性ステントを使用することにより、当科では再狭窄率を約10%まで減少させることができています。さらにこの再狭窄率を減らすために、豊富な治療実績から様々な検討・工夫を行っています。

薬物療法は虚血性心疾患の治療の基本です。心臓バイパス術やPCIを受けられても、適切な薬物療法を行うことが長期予後改善にために重要なポイントです。また、禁煙や適度の運動、食事療法、血圧や糖尿病のコントロールなど、冠危険因子のコントロールも重要です。

薬物溶出性ステントが導入され、再狭窄率が減少し、後述の 冠動脈インターベンション(PCI)で治療される方が増えていますが、冠動脈病変の部位や狭窄の形態、心機能などによっては、冠動脈バイパス術が治療法として、適している方がおられます。このような方は心臓血管外科に、冠動脈バイパス術をお願いしております。

急性冠症候群の患者さんでは、緊急冠動脈形成術を一刻も早く安全に当院で治療を受けてもらうために、モービルCCUを24時間体制で待機させており、患者さんのかかりつけ病院までお迎えに行く体制も整っております(詳しくは モービルCCUをご参照ください)。

緊急冠動脈インターベンション(PCI, PTCA)

緊急冠動脈インターベンション(PCI,PTCA)

急性心筋梗塞の場合は、一刻も早く閉塞冠動脈を再開通することが患者さんの予後をよくする最もよい方法であることが分かっています。現在、閉塞冠動脈を、早く確実にそして安全に再開通できる方法が、緊急冠動脈インターベンションです。

冠動脈インターベンション(PCI)は当科の最も得意としている治療の一つです。慢性完全閉塞に対するPCIをはじめとして、その技術の一部は国際的にも評価されています。PCIにはバルーンによる拡張、Rotablatorによる切削、ステントによる拡張維持などの方法がありますが、当院ではどの方法も日常的に行っています。

発症後24時間以内の急性心筋梗塞 (入院症例数と再灌流療法の頻度)

待機的冠動脈インターベンション(PCI)の成績

発症後24時間以内の急性心筋梗塞 (再開通成功率、拡張成功率(残存狭窄<50%))

発症後24時間以内の急性心筋梗塞:緊急PCIの再開通成功率、拡張成功率(残存狭窄

発症後24時間以内の急性心筋梗塞
再開通までの時間:造影開始から再開通(TIMI 3達成)までの時間
治療時間:造影開始から造影終了までの時間

発症後24時間以内の急性心筋梗塞:再開通までの時間:造影開始から再開通(TIMI 3達成)までの時間:治療時間:造影開始から造影終了までの時間

発症後24時間以内の急性心筋梗塞 (院内死亡率)

発症後24時間以内の急性心筋梗塞:院内死亡率

発症後24時間以内の急性心筋梗塞 (院内死亡率:入院時心原性ショックの有無)

発症後24時間以内の急性心筋梗塞:院内死亡率:入院時心原性ショックの有無

発症後24時間以内の急性心筋梗塞 (院内死亡率:ハイリスク群とローリスク群)

発症後24時間以内の急性心筋梗塞:院内死亡率:ハイリスク群とローリスク群

経皮的冠動脈形成術(PCI,PTCA):分岐病変

トレッドミル

慢性完全閉塞(CTO)に対する初回PCIの成績

慢性完全閉塞(CTO)に対する初回PCIの成績

カテーテル検査冠動脈造影

冠動脈造影

※カテーテル検査総数について:外来カテーテル検査と入院カテーテル検査の総数を表します。

末梢動脈に対するインターベンション(PTA)

抹消動脈に対するインターベンション

CCU-C入院

CCU-C入院

トレッドミル・ホルター心電図

トレッドミル・ホルター心電図

経胸壁心エコー

経胸壁心エコー

心筋シンチグラフィー

心筋シンチグラフィー

64列MDCT

64列MDCT

冠動脈CT

冠動脈CT

心臓MRI

心臓MRI

  2014 2015
心臓MRI 501件 628件

カテーテルアブレーション(RFCA)

カテーテルアブレーション(RFCA)

注)RFCA:カテーテルアブレーション、AF-RFCA:心房細動へのカテーテルアブレーション(全体のカテーテルアブレーション数は、この数字を含む)

不整脈に対するアブレーション治療の成績

2005 成功率 合併症率 2006 成功率 合併症率 2007 成功率 合併症率 2008 成功率 合併症率 2009 成功率 合併症率 2010 成功率 合併症率 2011 成功率 合併症率 2012 成功率 合併症率 2013 成功率 合併症率 2014 成功率 合併症率 2015 成功率 合併症率
房室回帰性頻拍 29 100% 0% 32 100% 0% 38 92.1% 0% 39 99% 0% 25 100% 0.40% 13 100% 0% 19 100% 0% 16 100% 0% 19 100% 0% 26 100% 0% 9 100% 0%
房室結節回帰性頻拍 47 100% 0% 38 100% 0% 37 100% 0% 35 100% 1% 27 100% 0% 38 100% 0% 35 100% 0% 30 100% 0% 30 100% 0% 49 100% 0% 25 100% 0%
通常型心房粗動 57 96.5% 0% 59 100% 0% 43 100% 0% 51 99% 0% 36 98% 0% 67 99% 0% 65 100% 0% 47 97.8% 0% 54 100% 0% 61 98.4% 1.6% 54 98.1% 1.8%
非通常型心房粗動 6 33.3% 0% 2 0% 0% 4 50% 0% 5 60% 6% 12 83% 0% 6 100% 0% 8 75% 0% 15 80.7% 0% 13 69.2% 0% 32 90.6% 6.3% 18 77.8% 5.6%
心房頻拍 21 80% 0% 23 69.6% 0% 6 83.3% 0% 18 78% 0% 7 71% 0% 11 100% 0% 15 80% 0% 20 80% 0% 12 83.3% 0% 25 88% 4% 24 91.7% 4.2%
心室頻拍 24 90.5% 0% 31 72.4% 0% 23 86.4% 0% 28 85% 0% 36 78% 0% 43 72% 0% 33 73% 0% 31 74.2% 0% 36 58.3% 0.2% 50 80% 2% 62 83.9% 3.2%
房室ブロック作成 4 100% 0% 9 100% 0% 17 100% 0% 12 100% 0% 3 100% 0% 7 100% 0% 9 100% 0% 8 100% 0% 5 100% 0% 8 100% 0% 6 100% 0
心房細動 5 100 (60.0)% 0% 34 100 (70.6)% 3%(心タンポナーデ1例) 66 98.5(71.2)% 3%(心タンポナーデ2例) 95 98% 1% 73 97% 2.7% 67 97% 2.9% 96 100% 1% 109 100% 0.9% 195 100% 2% 290 99.3% 6.2% 286 99% 6.6%

心房細動:肺静脈隔離の成功率を示す。()内は一年洞調律維持率。2007年は3ヶ月洞調律維持率

心臓電気生理学検査(EPS)

心臓電気生理学検査(EPS)

注)EPS:心臓電気生理学検査(カテーテルアブレーション例は除く)

特殊なペースメーカー埋え込み

特殊なペースメーカー埋め込み

不整脈あるいは心不全に対する植え込みデバイスの成績

2005 CRT有効率* 2006 CRT有効率* 2007 CRT有効率* 2008 CRT有効率* 2009 CRT有効率* 2010 CRT有効率* 2011 CRT有効率* 2012 CRT有効率* 2013 CRT有効率* 2014 CRT有効率* 2015 CRT有効率*
CRT-P/D 23 73.9% 40 73.0% 62 66.7% 42 69.0% 52 76.9% 63 77.8% 52 72.0% 43 65.1% 49 73.0% 52 57.1% 51 72.8%
ICD 25 25 31 17 21 25 26 24 43 27 24
PM 210 270 227 230 242 241 266 300 324 284 340

※有効:左室収縮末期容量が15%減少。
CRT-P:両心室ペースメーカー
CRT-D:両心室ペースメーカー機能付き埋え込み型除細動器
ICD:埋え込み型除細動器
PM:ペースメーカー