麻酔科

働き方改革を考慮した勤務体系

当院の手術症例は約26%が緊急準緊急手術となっています。緊急手術を含め深夜にまで及ぶ手術も多く、麻酔科医への負荷も大きいですが、当直・拘束後の早退などを行い、できる限り長時間労働にならないよう対応しています。

まずは2022年10月より麻酔科の勤務は完全シフト制として当直制度をなくしました。夜勤を行う麻酔担当医師は基本16時から出勤(現在は人員の関係で12時出勤としています)、G-ICUの夜勤者も16時出勤としています。夜勤明けは当然翌日は帰宅します。週末はG-ICUは8時-20時と20時-8時で日勤と夜勤の交代勤務、麻酔は日勤で8時-17時として夜は拘束となります。週末勤務者は必ず平日に代休を確保しています。

これらを達成しながら麻酔科全体としては年間の時間外960時間のA水準を達成しています。麻酔科全体の一人当たりの時間外は45時間程度で推移しています。

勤務カレンダー例(1か月間)

※長期休みが年2回取得できます(1週間×2)。

倉敷中央病院は祝日に通常の稼働を行っている日が年5(祝日稼働日)あり、この5日は必ず通常の平日に休みを取らなければいけません。また年休消化は最低5日が義務付けられています。これらを考慮して麻酔科では年に1週間の休みを2度とることが可能です。また有給休暇も連続2日までで、勤務者が重ならない範囲で取得可能となっています。

忙しいですが充実した日々です

症例の幅が広い、重症度が比較的高い、準緊急、緊急が多いかつearly exposure の概念から専攻医の成長速度は大変頼もしく、特に半年研修後の心臓外科症例の経験開始、2年終盤からのG-ICUの研修は研修医を大きく成長させる機会につながっており、当施設で大変誇れる部分です。
また豊富な症例を背景に学会発表や論文作成もゆっくりですが行っています。