麻酔科

働き方・研修

手術センターの体制と取り組み

当院の手術センターは30室の手術室を有し、年間1万件を超える手術を実施しています。複数の手術が同時に進行する中でも、麻酔科医がチームとして対応できる体制を整えています。

手術運営の中核となるコントロール室では、手術の進行状況や患者の状態をリアルタイムに把握し、麻酔科医や看護師が連携して安全かつ効率的な運用を支えています。術後はPACUで集中的な管理を行い、手術室から一般病棟まで切れ目のない周術期管理体制を構築しています。

また、従来のように夜間までの手術延長で対応するのではなく、業務改善によって解決する取り組みを進めています。手術センター業務管理室を設置し、専任スタッフが手術関連データの収集・分析を行い、その結果をもとに運用改善を継続的に行っています。データに基づいた改善を継続することで、安全性と働きやすさの両立を図っています。 ハイブリッド手術室(2室)の詳細はこちらをご覧ください。

勤務スケジュール(1週間)

 
勉強会 麻酔症例
検討
  抄読会   麻酔症例
検討
休み
or
麻酔拘束
休み
or
麻酔拘束
午前 手術室 手術室 手術室 手術室 手術室
午後 手術室 手術室 手術室 手術室 手術室
夜間帯拘束 麻酔拘束 麻酔拘束 麻酔拘束 麻酔拘束 麻酔拘束
※夜間帯の麻酔拘束は、当番制です。
4 週 8 休制をとっており、隔週土日のいずれか 1 日に麻酔拘束が入ります。
麻酔科関与手術がすべて終了した後は自宅待機とし、必要時他科医師から院外 call があります。

 

当院での勤務をご希望の方へ

働きやすさとワークライフバランスの充実

倉敷中央病院は祝日に通常の稼働を行っている日が年5-6日(祝日稼働日)あり、祝日稼働日分は必ず通常の平日に休みを取らなければいけません。また年休消化は最低5日が義務付けられています。これらを考慮し、麻酔科では年に2回、7日間の長期休暇を全員が取得しており、その他の有給休暇も他のスタッフと調整しながら自由に取得できます。理由は問いません、自身の時間や家族と過ごす時間を大切にしてください。手術が長引くことはありますが時間外勤務に対する給与も支給されるため、安心して仕事に集中できます。


当院では、心臓血管麻酔をはじめさまざまな症例に対応しており、専門医資格取得に必要な症例数を十分に経験できます。緊急手術・困難症例も多く4年間の専門研修で十分な成長が見込めます。さらに、臨床研究を行うための症例も豊富にあるため、研究活動にも積極的に取り組むことが可能です。麻酔科医として幅広い分野でのスキルアップが期待でき、多様なキャリアの可能性を広げることができます。

病院からの手厚いサポート

倉敷中央病院では、学会活動に対するサポートも充実しています。学会費や参加費は適宜支給され、発表を行う場合には、参加費だけでなく交通費や宿泊費も院内規定に基づき支給されます。各種資格の取得や維持に必要な費用も医局費として支給するため、経済的な負担を軽減しながらキャリアアップを目指すことができます。また、年に2回のボーナスも支給されます。詳しい待遇は見学の際に確認してください。
当院は、豊富な症例と充実したサポート体制を備え、麻酔科医としての成長と働きやすい環境を両立しています。興味をお持ちの方は、ぜひ見学にいらしてください。お待ちしています。

当院の福利厚生
病院見学申込フォーム(医師対象)
病院見学申込フォーム(専攻医・サブスペシャルティ・専門修練医研修)

初期研修、専攻医の研修内容

研修期間中は、以下の診療科の麻酔を担当し、習熟を目指します。

a. 外科(一般消化器外科、外傷を含む緊急開腹手術、腹腔鏡下手術、小児外科など)
b. 整形外科(脊椎矯正手術、骨折、四肢再建、切断手術など)
c. 心臓血管外科(on-pump CABG、OPCAB、弁置換術、TEVAR、EVAR、TAVI 手術など)
d. 脳外科(脳血管手術、腫瘍、髄膜瘤、緊急開頭手術など)
e. 産婦人科(一般産婦人科手術、帝王切開術、腹腔鏡下手術など)
f. 呼吸器外科(気胸、肺葉切除、肺瘻手術、胸腔鏡下手術など)
g. 形成外科(熱傷、遊離~血管柄付き皮弁再建術、四肢形成手術など、小児硬膜外麻酔含む)
h. 眼科(小児眼科手術など、全身麻酔を要する眼科手術)
i. 耳鼻咽喉科・頭頸部外科(一般耳鼻科手術、気道再建術、喉頭全摘、顔面・下顎再建術など)
j. 泌尿器科(一般泌尿器科手術、後腹膜鏡下手術、腎臓摘出術、新膀胱再建術、Da Vinci 手術など)
k. 小児科(カテーテル検査、Amplatzer 治療)
l. 骨髄バンクドナー骨髄採取
  麻酔科 集中治療管理
1年目

気管挿管、分離肺換気、中心静脈カーテル挿入、動脈ライン、帝王切開 含む脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔をはじめとした臨床麻酔を行ううえでの基本的手技に習熟する。麻酔に使用する薬物の使用法を理解する。手術中に遭遇する生体反応への対処法を学ぶ。

前半 6 ヶ月間は指導医と麻酔を行うことで、術前診察、麻酔管理、術後 管理を学ぶ。後半の 6 ヶ月は、ASA PS3 までの患者の麻酔維持を指導医監督のもと 1 人で行えるようにする。6 か月以後は心臓麻酔研修を指導医とともに研修開始し、肺動脈カテーテル挿入やその管理、循環作動薬などを習熟する。

随時、指導医と緊急手術の麻酔を行う。

麻酔科拘束を 6 か月より担当開始する。

2年目

未熟児の麻酔管理を行う。心臓麻酔に関しては経食道心エコーを習熟 する。突然の血圧低下や心停止など、緊急事態に対応できるようにする。

各種神経ブロックを習得する。

稀有な症例の報告と学術論文の作成。

GICU 24 床(救急・院内急変・術後12 床+循環器内科 8 床+心臓外科 4 床)のうち は集中治療科が管理している。

集中治療研修を希望する者は、集中治療科と相談し、専攻医 2~3 年目以 降に 2 か月程度の ICU 連続勤務研修を検討する。

3年目

心臓外科手術の麻酔、緊急手術の麻酔などハイリスク患者の麻酔を含めてある程度独り立ちして担当する。

麻酔科研修中のジュニアレジデントの指導を行う 。

術前外来を研修する。

稀有な症例の報告と学術論文の作成。後方視的あるいは前向き研究の 計画と実行。

4年目

ほぼすべての麻酔を一人で行う。
稀有な症例の報告と学術論文の作成。後方視的あるいは前向き研究のまとめと学術論文作成。

専攻医の経験目標

研修期間中に手術麻酔、集中治療の充分な臨床経験を積みます。通常の全身麻酔・硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔・神経ブロックの症例経験に加え、下記の所定の件数の特殊麻酔を担当医として経験します。ただし、帝王切開手術、胸部外科手術、脳神経外科手術に関しては、1症例の担当医は1人、小児と心臓血管手術については1症例の担当医は2人までとします。

小児(6歳未満)の麻酔 25症例
帝王切開術の麻酔 10症例
心臓血管外科の麻酔(胸部大動脈手術を含む) 25症例
胸部外科手術の麻酔 25症例
脳神経外科手術の麻酔 25症例