麻酔科
トピックス
吉岡俊樹先生が日本集中治療学会 第10回九州支部学術集会にて発表しました
演題:術後ICU患者におけるBMIと院内死亡率の関連 ― 外科手術カテゴリー別解析:全国多施設レジストリ研究
日本ICU患者データベース(JIPAD)を利用して、術後ICU入室患者255,800例におけるBMIと院内死亡率の関連を検討しました。WHOアジア人基準に基づくBMI分類で解析を行った結果、全体コホートでは重度低体重および低体重で死亡リスクが高く、軽度肥満で低いという”Obesity paradox”が確認されました。スプライン曲線は全体コホートでJ字型を示しましたが、外科カテゴリー別解析ではそれぞれ異なる曲線となり、周術期リスク評価においてBMIを外科的背景と合わせて解釈する重要性が示唆されました。
特定行為看護師による周術期医療体制を強化しています
当院では手術を受ける患者さんに、より安全で質の高い医療を提供するため、術中麻酔管理にかかわる特定行為実践看護師の育成を進めています。
動脈ラインの確保や術中麻酔管理中の人工呼吸器設定の調整、鎮痛鎮静管理など、麻酔科医の直接的指示・包括的指示のもとで行う専門的な知識・技術を学びます。
このたび、手術センター所属の特定行為実践看護師1名が所定の研修を修了しました。今後さらなる特定行為実践看護師の育成を進め、多職種が連携した質の高い医療の提供に努めてまいります。

麻酔科医との協働を目指して
2026年1月から半年間の研修を経て、術中麻酔管理領域における特定行為研修を修了しました。研修を始めた当初は不安もありましたが、麻酔科医をはじめ多くのサポートをいただき、人工呼吸器の管理や輸液の調整など、多種多様な手術内容や個別性に合わせた専門的な知識と技術を学びました。
今後も麻酔科医をはじめとする多職種と協働しながら安全な周術期医療に貢献できるように、自己研鑽に励んでまいります。
(2026年6月末研修修了、手術センター看護師)
当院医師総会で当科の藤原崇志医師が講演しました
7月13日に開催された当院の医師総会で、麻酔科の藤原崇志医師(兼 臨床医学研究所医療機器開発部)が講演を行いました。 藤原医師は麻酔科医として日々の診療に携わるとともに、当法人の臨床医学研究所でも活動し、医療現場の課題解決につながる研究開発や医療機器開発を推進しています。 講演では、「臨床現場からイノベーションを生み出す」をテーマに、AIやDXをはじめとした技術の進歩や法規制の変化など、医療を取り巻く環境変化を踏まえながら、臨床現場で生じる課題を研究や医療機器開発へとつなげ、社会実装を目指す当院の取り組みについて紹介しました。






