腫瘍内科
がん遺伝子パネル検査
がんゲノム医療連携病院
保険診療によるがん遺伝子パネル検査は、「がんゲノム医療中核拠点病院」、「がんゲノム医療拠点病院」、「がんゲノム医療連携病院」で実施することができます。
当院は、2018年3月に厚生労働省から「がんゲノム医療連携病院」として公表されました。検査の実施だけでなく、連携する「がんゲノム医療中核拠点病院」のエキスパートパネル(専門家会議)に参加して、結果をご説明しています。
がん遺伝子パネル検査の種類
当院で実施できる「がん遺伝子パネル検査」は、5種類です。いずれも保険診療の検査です。
◆ 組織検体
FoundationOne® CDxがんゲノムプロファイル、OncoGuideTM NCC オンコパネルシステム、GenMineTOP® がんゲノムプロファイリングシステム
◆ 血液検体(下記※の場合のみ選択可能)
FoundationOne® Liquid CDxがんゲノムプロファイル、Guardant360® CDx がん遺伝子パネル
※ 組織検体によるがんゲノムプロファイルで検査結果が得られなかった
※ 検査に必要な組織検体がなく、再採取が不可能
対象となる患者さん
- 標準的な治療法が確立されていない固形がんの患者さん。
- 標準治療が終了となった(終了が見込まれる方も含む)固形がんの患者さん。
<固形がん:白血病のような血液のがんではなく、臓器や組織などで塊をつくるがん>
※ 他にも医学的な判断が必要ですので、ご自身が検査の対象となるかは主治医にご確認ください。
検査の流れ
現在、治療されている主治医にご相談ください。
主治医から当院のがんゲノム外来の予約をしていただきます。
診察前にがんゲノムコーディネーターより事前説明をいたします。場合によってはお時間をいただきますことをご容赦ください。
がんゲノム医療中核拠点病院の岡山大学病院様と検査結果を協議いたします。
検査開始から結果説明まで約2か月程度かかります。
がん遺伝子パネル検査に関する一般的なご相談・お問い合わせ
検査には治療経過や病理検体の情報など詳細な情報が必要ですので、できるだけかかりつけ医療機関の主治医を通してお問い合わせください。患者さん個人からのご質問には、お答えできない場合がございます。
お問い合わせ先 |
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がん相談支援センター ご来院された方は、1-57窓口(入院外来相談室)へお声がけください。 |
【代表】 086-422-0210(内線2960) |
医療機関の方へ 検査のご紹介手順
医療機関からの検査のご紹介については、下記をお読みください。
ご予約から検査までの流れ
がん遺伝子パネル検査に必要な準備
①診察予約および検査に必要な書類 をご準備ください。
ご紹介のご予約は火曜日の午後でお願いします | ◆ 紹介予約申込書 PDF Word ◆ 診療情報提供書 PDF Word ◆ 病理診断報告書 ※該当のみ ◆ 初診前 患者情報提供書 Excel |
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②診察予約および検査に必要な書類 を当院へお送りください。
紹介予約申込書・診療情報提供書・ 病理診断報告書 は、FAXで送信してください。
初診前 患者情報提供書 の送信方法は、FAX確認後に当院担当者より電話でご案内します。
③組織検体 をがんゲノム外来の 初回診察日 までにご送付ください。
※検査で使用する組織検体がある場合
がん遺伝子パネル検査のための検体準備について PDF Word
④診察日に必要な書類 をご準備ください。
【診察当日】 患者さん持参 |
◆ 診療情報提供書(原本) ◆ 病理診断報告書(写し) ※該当のみ ◆ がんゲノム外来 問診票 PDF Word |
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準備物の確認
申し込み時にお願いするもの
医療機関からのお問い合わせ
お問い合わせ先 |
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医療機関からの一般的なお問い合わせ |
がん相談支援センター |
予約に関する事務手続き |
地域医療センター |
【参考】がんゲノム情報管理センター(C-CAT)作成資料
がんゲノム情報管理センター(Center for Cancer Genomics and Advanced Therapeutics: C-CAT)は、国の方針に基づいて、国立研究開発法人国立がん研究センター内に設置された組織です。全国のゲノム医療の情報の収集・分析・提供を行い、新たな医療の提供と創出のためにその情報を適切に利活用することを目的としています。
資料
動画
※外部サイト(YouTube)にリンクします。
第1部:がん遺伝子パネル検査について[4分06秒]
第2部:遺伝的背景と「がん」の関わりについて[4分10秒]
第3部:がんゲノム情報管理センターについて[5分16秒]
第4部:検査の意思決定について[7分30秒]