間質性肺炎専門外来を開設しました

当院呼吸器内科は10月より、間質性肺炎専門外来を開設しました。

間質性肺炎は呼吸器疾患の重要な分野の一つですが、疾患概念や呼称が認知されるようになったのは1960年台と新しく、近年になって社会的に注目されるようになってきた疾患群です。
診断は、専門的な診察、検査が必要で、日本呼吸器学会のガイドラインでは、間質性肺炎に精通した呼吸器内科医、放射線画像診断医、病理医等による集学的検討 (multidisciplinary discussion; MDD)による診断が推奨されています。また診断精度を高めることは、患者さん一人一人に合ったきめ細やかな個別化医療にも繋がると考えられます。
間質性肺炎の中には予後の悪い疾患も含まれるため、間質性肺炎が疑われた際は、できるだけ速やかに専門医に相談・紹介していただきたいと思いますが、一方で患者数の増加も予想され、診断、治療方針決定後の診療に関しては、地域の医療機関との連携も欠かせないと考えています。この地域に専門性の高い、包括的な間質性肺炎の診療体制を構築するために、ご協力いただけますと幸いです。

診療予定日 火曜日午後 木曜日午前
担当医

有田 真知子

有田 真知子、濱川 正光
(隔週で交代)

※セカンドオピニオンのご紹介も受けております。

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