くらちゅうKitchen no.04

ばら寿司

 スシ食いねェ~♪(ヘイ・ラッシャイ!)今回は当院の常食の人気メニューの中から、3月3日の桃の節句に提供した「ばら寿司」のご紹介です。江戸時代に生まれた岡山の郷土料理も、家庭によって味は様々で、上に鰆をのせることも多いようです。筆者は関西の出身なので、岡山駅構内のお気に入りのお寿司屋さんでばら寿司をいただくたびに、これが岡山の味なのかなぁ、と思っています。当院のばら寿司は、酢が効いていてさっぱりとした味付けです。上の具をお好みで変えて、ハレの日にぜひお召し上がり下さい。ではまた次回(マイド!)

材料
(1人分)
  • ご飯 200g
  • れんこん 13g
  • 人参 13g
  • かんぴょう 2g
  • 干ししいたけ 2g
  • 菜の花 2本
  • も貝 20g
  • 錦糸卵 40g
  • 寿司えび 1尾
  • さくらえび 5g
  • ガリ 8g
A 

  • 酢 20cc
  • 砂糖 15g
  • 塩 1g
B 

  • 酢 10cc
  • 水 10cc
C 

  • みりん 2cc
  • 砂糖 2g
  • 薄口しょうゆ 2cc
D 

  • みりん 2cc
  • 砂糖 2g
  • 薄口しょうゆ 2cc
E 

  • だし 2cc
  • みりん 3cc
  • 薄口しょうゆ 2cc
F 

  • 酒 4cc
  • みりん 4cc
  • 砂糖 4g
  • 生姜 1片
  • 薄口しょうゆ 2cc
  • 濃口しょうゆ 2cc
作り方
  1. れんこんと人参は薄くいちょう切りにしてから茹で、酢水Bに漬ける。
  2. かんぴょうと干ししいたけを水で戻し、調味料C、Dで炊く。
  3. ご飯に寿司酢Aと1、2を入れて混ぜ合わす。
  4. 菜の花を茹でて冷まし、八方地Eに漬ける。
  5. も貝を沸騰した湯にくぐらせてザルにあげ、調味料Fで炊く。
  6. 卵を薄焼きにし、錦糸卵を作る。
  7. 寿司えびを適量の酢水に漬け、さくらえびをさっと乾煎りする。
  8. 寿司飯の上に菜の花・も貝・錦糸卵・寿司えび・さくらえび・ガリを彩り良く盛り付ける。
調理師からのワンポイント

具の全てに味がついており、菜の花もただ茹でるだけではなく八方地に漬けています。
「八方」とは「万能」という意味があり、どんな料理もおいしくしてくれます。