多くのご寄付をいただき、ありがとうございました!

「地域全体で、未来を支える赤ちゃんたちの命を守りたい」
その想いで7月24日にスタートしたクラウドファンディングプロジェクトは、9月30日の23時をもちまして終了いたしました。開始1か月後の8月24日に目標としていた350万円、最終的には約740万円のご寄付をお寄せいただきました。

※10月1日以降にご寄付を希望される場合は、当法人の「赤い屋根まごころ基金」にて受付をさせていただきます。詳細につきましては、下記リンクをご確認ください。
赤い屋根まごころ基金

今回のプロジェクトリーダーを務めた当院産婦人科の清川晶先生のメッセージをお届けします。

「すべての女性とそのご家族が笑顔で未来を迎えられる社会を作りたい」

そんな願いから始まった今回のプロジェクト。開始1か月で目標金額の350万円に到達し、その後も多くの方々からのご支援をいただき、最終的には目標を大きく上回る成果を上げることができました。これほど多くの応援をいただけるとは、正直なところ想像しておりませんでした。ご支援くださった皆さまに、心より深く感謝申し上げます。

プロジェクト開始当初は、「母子救命」の重要性をどれほど多くの方々に理解していただけるか、不安もありました。しかし、地域の皆さま、医療従事者、日頃から当院を支えてくださる企業の皆さま、消防や行政に携わる方々からの温かいメッセージとご支援をいただき、この活動の意義が多くの方々に受け入れられていることを強く実感しています。皆さまからのご支援は、私たちにさらなる使命感をもたらし、当院の果たすべき役割の大きさを再確認する機会となりました。

今回のプロジェクトでは、救急救命士の方々が妊婦さんや新生児の命を守るための「病院前周産期救急シミュレーションコース」を開催するための資金を募りましたが、同時に「自宅近くで出産ができなくなっている地域がある」という深刻な社会問題をより多くの方に知っていただくことも目標として掲げました。これはゴールではなく、むしろここからが本当のスタートです。私たちは、病院前から患者さんの安全を守るために、引き続き努力を続けてまいります。救急救命士の訓練を通じて、病院前での連携を強化し、迅速かつ適切な対応ができる体制を整え、地域全体の安心を支える取り組みを推進してまいります。
この地域が「日本一安全に出産できる地域」となり、日本全体が「世界一安全に出産できる国」となるよう、今後も全力を尽くして取り組んでまいります。

最後に、このクラウドファンディングを通じて「母子救命」の重要性を広め、ご支援くださったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。今後も、母子の命と家族の未来を守るための活動に、引き続きご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

産婦人科 清川 晶